雨樋修理について

雨樋が壊れる原因と修理方法

2018年04月16日 10時50分

雨樋は、その壊れる原因と箇所により、修理の方法に違いがあります。

 
  • 雨樋にゴミが詰まる
雨水は、泥やゴミを含んでいるため、いつの間にかそれらが堆積していきます。また、強風などで飛来した葉や木の枝などが、雨水の流れを遮るように雨樋に引っかかることも多くあります。
雨樋は「集水器」「縦樋」などのパーツが組み合わさり、雨水の導線として働いています。そのため、つなぎ目部分などで問題が多く発生する傾向があります。
 
  • 集水器周辺のつまり
集水器は、軒樋から縦樋へと水を流す中継点となるパーツです。水が集中する場所なので、それに伴いゴミなどが詰まりやすい場所でもあります。はしごをかけて集水器とその周辺の軒樋にたまったゴミなど、つまりの原因となっているものをきれいに清掃します。
 
  • 縦樋のつまり
軒で集められた雨水は、集水器を通って、地面の方向に流されます。この縦方向の雨樋が縦樋です。縦樋のつまりは、縦樋自体を一時解体して作業します。硬い針金にボール状に丸めたぼろきれなどをセットし、つまり部分の通りが良くなるように清掃します。このボール状のぼろきれの大きさが作業の肝です。縦樋にちょうどフィットするように丸めるのがポイントです。
 
  • 軒樋のつまりや不具合
軒で屋根から流れ落ちてくる雨水を受け止めているのが軒樋です。軒樋は泥がたまりやすく、ゴミが引っかかって不具合が発生することももちろんありますが、泥や水の重みから金具や雨樋本体が変形して不具合が出ることもよくあります。
軒樋は高いところにあるため、つまりなどの不具合を直す場合、はしごをかけての作業が必須になります。
つまりの多くは、雨樋に引っかかった何らかの異物に、腐食した落ち葉などが何重にも重なることで発生します。できれば1年に1回、雨樋の点検ができれば理想です。
また、軒樋は流れを良くするために傾斜がついています。この傾斜により雨水はスムースに流れますが、何らかの外的要因でこの傾斜に異常が発生することがあります。
雨樋は、金具により固定されていますが、この金具の向きが微妙に変わることで、適切な傾斜が保たれていないことがあります。このような場合は、この金具を曲げるなどして雨樋の位置を調整します。軒樋の傾斜角ですが、10メートルにつき3センチから5センチ下る程度が適切です。傾斜が足りないと排水の動きが遅すぎて、水やゴミが滞留する原因となります。また傾斜が大きすぎると水の流れが強すぎて、雨樋のキャパシティーを超える水が流れ込み、排水が間に合いません。
 
  • 突風や積雪を原因とする雨樋の不具合
突風や積雪などの自然現象により、雨樋が壊れてしまう場合があります。このような場合は火災保険の適用対象になる可能性が高いので、修理業者に相談してみましょう。
 
  • 接続不良
雨樋はいろいろなパーツが接続し合って「雨水を流す」という目的をこなしています。多くの場合はパーツの劣化により、各パーツの接続や接着が弱まり、水漏れ等の問題が発生します。症状が重くなければ、比較的安く修理ができますので、放置しないで早めに専門家に相談しましょう。
 
  • 雨樋自体の経年劣化
雨樋も、建物の他の部分同様、時が経てば劣化していきます。一般的に雨樋は20年から25年ほどで寿命を迎えます。雨樋の破れや金具の腐食が進んできたら、経年劣化のサインだと言えるでしょう。雨樋が寿命を迎えた場合は、雨樋全体の交換が必要になります。

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